よけのまいのにんげん

いつかの為の遺書です。

短歌(即興)

かたい革ならすためにもブーツ履く強い生き物いまだ成れない

軽薄で謝りもせず嘘つきでそれでもわたしより許されて

たんかんの皮をむいてるゆび負傷よくわからない傷ばかり増え

ごま油最後に足して火をとめるわたしは野菜炒めの外で

減りかたの変なせっけん眺め風呂生きていくのは奇妙なことか

愚痴


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あほらしいな、と思うタイプの人との付き合いを切りたいがなかなか決断できなくておのれの脆弱さが嫌になる、花粉とびはじめてる日。

というかこんなことで陰鬱な気持ちになりたくないしイライラもムカムカもしたくない。

ばかだなわたし。

 

 

編み物いろいろしたいが追いついてない。


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雑多(即興短歌)

はっさくを剥く手がうまく動いた日おのれの内部降りてはもどる

茹でるにはちいさい鍋にパスタ入れわたしの暮らしこの程度です

新しい安い口紅開封しわたしの印象消してとつかう

苦手だと思っていたが缶チューハイのめるようにはなった労働

本読む日編み物の日と料理の日なにもできぬ日くりかえして死

 

即興(短歌)

うまくないみかん無理やりたべているみかんに責任ないはずだもん

友人がくれた水筒すきなのに久々つかうわたし人間

あした着る服だしとくと朝べんり生きるの嫌となる前に着る

 

包丁でりんごの皮をむかないで食べたほうのが歯茎血がでる

🦍

「そこに山があるからだ」みたいな、そこにマニパニの赤があったからってだけで元旦に髪を真っ赤にして、その次の週に真っ赤な髪を黒染めしてしまって今にいたる。ブリーチにブリーチをしこたま重ねてからの黒染めだから当然髪のキューティクルだとかはバシバシギザギザだけど世間の平均ほどおのれの髪のコンディションに感心がない。あとセーターとかの毛玉とかも世間の平均ほど気にならない。というか気にするのがよくわからない。セーターにできた毛玉を気にして毎回とってたらどんどんセーター薄くなるやん。と思う。

即興短歌

(久しぶりに短歌つくる気持ちに唐突になって唐突にざざっとつくった。タイトルつけるなら「朝」かなあ……。)

 

どこの朝わからないまま眼鏡とりどこのわたしか知らんけど飯

血圧がひくいからかなわたしの身操り方を毎回しらべる

朝飯の食べ方ですらわすれてる毎日じぶんはどこにもいない

たりなくて爪の色味がたりなくてそれのせいかも生活が嫌

はちみつをいいやつ買った舐めてます多幸にしていき死んでいきたい

帰れない。どこに?って訊いてほしいが味噌汁の湯気、生活感邪魔

離人感

離人感はずっとずっと消えないままなのだが、

それゆえにわたしはどこかとんちんかんなままだし自信も自己肯定感もないしいろいろなことに恐怖ばかり感じるし自分たちの人生を生きられないまま生きてるともわからないままなのだろうけど、

それゆえに詩とか書いたりするんかなとも思った。