よけのまいのにんげん

いつかの為の遺書です。

短歌練習

赤ん坊ホトケといえど言わんだろ天上天下唯我独尊

 

起きるのがめんどくさくて水飲めないそのまま乾きとんでいきたい

気に入らぬ服をなんとか着ているがこんな種類の努力はなんだ

何色が似合うか知らんまま選ぶ買うのはいつも博打じゃ頬紅

一枚じゃなく二枚つかんだティッシュにも失敗したと思う様な日

 

練習も兼ねて短歌

世の中のなんにもならぬ人として生活してる白菜を切る

あたまから落ちてみたいとカレールウはみ出す袋崖には行かず

ジーパンにブリーチ加工してる冬ダメージ加工する春も来る

疲れてるときはひとりで文鳥の写真ながめてあのひと嫌い

 

短歌(即興)

かたい革ならすためにもブーツ履く強い生き物いまだ成れない

軽薄で謝りもせず嘘つきでそれでもわたしより許されて

たんかんの皮をむいてるゆび負傷よくわからない傷ばかり増え

ごま油最後に足して火をとめるわたしは野菜炒めの外で

減りかたの変なせっけん眺め風呂生きていくのは奇妙なことか