男の子(最後に短歌)
私は長らく少年でした。男の子でした。
とても離れ難い大切な"戦友"という呼び方がぴったりくる友達と知り合った時、私は17歳の男の子でした。
「彼女は17歳の男の子でした」と、その友達が書いてくれたことがなんだかとても嬉しかったのであります。
このことに関しては余計な言葉を連ねたくないほど嬉しくて泣きそう。
私の自己認識すら阻むような複雑で奇奇怪怪な精神性や特性・特質、それらに弾き飛ばされながらも火花を散らし、私は幼い女の子にようやく私として成れたのです。
もうじき21歳ですが女の子としての精神年齢は15〜16歳くらいの馬鹿っぷりを晒して生きてます。今は女の子に近いはずです。年明けには21歳なんで女の子なんておこがましいのかもしれませんが、私は私が女の子であった時間が少し短いので許して下さい。
短歌。
風呂なうと呟く口に入る湯気多幸じゃなくとも生きてはゆける