2016-07-03 散って野 詩、散文、 「車窓より」つばめが飛んでいる枯れた木の上民家がすき間をうめるように直角平行の、この時期田んぼは茶色、僕が死んでも。象牙の塔俺か世界か、俺と世界。外、立つ半透明の霧が言う、「死ねるぜ」目線は飛ぶ飛ぶ俺と世界の、台形の上、ひとり、坂だあわい坂だ青磁色の白っぽく枯れた植物らの植物ら、を土となるまで野である。