よけのまいのにんげん

いつかの為の遺書です。

沈澱

炊飯器のタイマーのセットすら自信なく傷つかず話せたことがない経歴をまた重ねつづけてるままただいろいろ過敏さを自覚していくためだけの流れはなにも写さずそのわりに消えることもない、きらめきを待つのはずっとしていないからと言うことに意味も訊いてるものもない、けど矮小なのでみじめたらしく言う、うごかないものだけが正しいように思える、うごかないものだけが美しいように思える。かなしいことと表せるほど分別して片付いていないものたちばかりを流れて溺れて抱っこしたまま毎夜毎夜ごまかして今夜も明日もごまかしてごまかすことに嫌気がさしたら消えたいとか言ってる、分別し片付けたあとは汚れ物として区別され溺れて沈澱するのをがんばって待っている、

幸福感に裏打ちされた自信を厭うような、傲慢に感じるような、そういう己の沈澱、エアコンのフィルターのゴミ、恥じ入るしかしない己、恥じ入るべきと叱責してもすすまず流れるだけの己、閉じ込めて怖がらせて石でなぐるように釘を打ちきらめいて打撲傷つけられたまま動かず吐息のようにうすく消えたい、なにも期待できず叶わないことのみ折り重なる。

努めていたとしてもいくつかの可能性で沈澱したとしてそれを悔しがるのは道理がちがうのだろうから、なにも発露しない美しさに憧れてしまう。きっとずっと治せない。