よけのまいのにんげん

いつかの為の遺書です。

生活

はちみつを舐める、幸福な確証も答え合わせもできない罪悪感から舐めるはちみつはおいしい、カフェインを避けて暮らす、人々のなかで違和感あるまま、不安さのない表情ばかりの人間、幸福感を甘受できる器がないと知っているので、ただの脅威で、その先に何かがあるんだなという脅威で、わたしのつづく生活はわたしに基づいた地獄に変わりない、地獄だからと消えられるわけでもない、変わりない、現実でしか過ごせない、蛍光灯を割る、伸びた爪で額をひっかく、血がでる、熟し柿を投げる、ひしゃげる、地獄で動いているおのれに違和感をおぼえつづけている…