よけのまいのにんげん

いつかの為の遺書です。

わたしの半分は轢かれてひしゃがれてうまく流れもせず爆破されもせずただ悲しさをのぞんでいるキウイフルーツたべて殺し合えってわめいてる砂糖水でべたべたにしろどこへもあつめられない地獄ちりぢりになるしかないなれない地獄ゆきゆきてキウイフルーツわたしの半分はそっちはこの先はどうですだれもかれも生きていますかかわいいマグカップはありますか恋人たちが贈りものを選べていますかだれもかれもの血が赤いままでそれをわたしは地獄と感じていますかなにものも動いていますかなにものも静止せずけれども芸術はありますかわたしたちはわたしたちじゃないものを殺してますか